カウンセラー様のホームページに足りないものとは?

心理カウンセラー様ホームページ相談

永友が講師のWeb活用セミナーに何度も参加されていたカウンセラー様から、対面コンサルティングのご要望をいただきました。

ホームページでの発信方法を見直したく、ぜひ永友さんのコンサルティングをお願いできればと思いご連絡させていただきました。

創業して10年半、当初からホームページは開設しており、何回か模様替えもしてまいりました。
最初は制作会社様にお願いしてがっちり作っていただいていたものを、途中からWordPressに変えたりしつつ、いろいろと自分でいじっているうちに正体不明なページになってきたように思えます。

会社として、どんな場面でお客様のお役にたてるのかを明確にし、支援を求めておられる方に届くような場を作りたいと願っております。

そのためにはどのような配慮が必要なのか、また客観的に見ていただいて、具体的な課題を教えていただけたら大変ありがたいです。

そのようなご要望でした。

このカウンセラー様はBtoB、及びBtoCの両方に対応なさっていました。しかしSNSなどを通して個人のかたからのカウンセリングを受注するということは想定しないご様子でした。

そこで主に、「企業」からカウンセリングの受注をする(企業研修や自社従業員へのカウンセリング)ためにどうするかという議論をさせていただきました。ご提案したのはホームページの内容改善、そしてGoogleビジネスプロフィール対応のことです。

カウンセラー様のホームページで足りなかったもの

ターゲットキーワードの再確認と見直し

このカウンセラー様は「Webを使って、企業研修や従業員向けカウンセリングなどの受託をしたい」とお考えですが、「ではどんなキーワードで検索され得るのか?」という点については意識が向いていないご様子でした。

カウンセラー様を含めてBtoBのホームページは「なんとなく」閲覧されることはありません。「探している」「問題を解消したい」など、課題感があってそれを解消したい企業が「検索」をするものと思います。
ですので「どんなキーワードで検索され得るのか?」を考え、それを踏まえたホームページにする必要があるのです。

多くの中小企業様は「ビッグキーワード」を狙いたくなってしまいますが、実際の閲覧につながりやすいのは「スモールキーワード」です。スモールキーワードとは、競合が多くないキーワードです。

このスモールキーワードは、「実際の顧客がどんな言葉を使って検索したのか」「顧客になり得るユーザーがその情報収集として見るメディアでよく使われている言葉は何か」や、Googleサーチコンソールのクエリ(検索キーワード)を参考にするなどして柔軟に検討していきます。

本件では「●● カウンセリング」や「●● 従業員研修」など、いくつかのターゲットキーワードを想定しなおし、それについてどのようにホームページに反映していくかをご助言させていただきました。

「●●がしたい」などニーズ別の提案をする

このカウンセラー様に限りませんが「提供サービスが多岐にわたっているのに、その全てを並列的に書いてしまう」「提供サービス名をそのまま列記するだけ」というホームページ(特にサービス業、製造業のホームページ)は非常に多いです。

上記のように、ユーザーは「探している」「問題を解消したい」など、課題感があってそれを解消したいだけであり、はじめからこのカウンセラー様の提供サービスの内容を熟知しているわけではありません。

にも関わらず「●●カウンセリング」「××カウンセリング」など「提供サービス名をそのまま列記」しても、自社に適したサービスがどれなのかが分からないわけですね。

それを解決する方法の一つが「●●がしたい」などニーズ別の提案をする方法です。例えば「スポットでカウンセリングを受ける」「定期的にカウンセリングを受ける」「研修を受ける」などです。

このような「●●がしたい」という切り口は、ホームページを「わかりやすく」する手法のひとつといえるでしょう。本件でも、このような「●●がしたい」という切り口でホームページを再構成することをご提案しました。

カウンセリングページを分割し、それぞれのページを「APSORA」の順番で提示する

このカウンセラー様は、主要サービスである「カウンセリング」のページを1ページで構成していました。その1ページの中に、「●●カウンセリング」「××カウンセリング」…など複数のカウンセリングについて記していました。

しかし、それぞれのカウンセリングはターゲットユーザーが異なります。ユーザーごとにページを展開したほうが良いことから、本件ではカウンセリングごとにページを分割し、それぞれの各ページで「問い合わせ」まで至らしめる構成にするようにご提案しました。

この、各ページで「問い合わせ」まで至らしめる構成は、永友事務所では独自の「APSORA」の順番での情報提示をお勧めしています。

A:Address 呼びかける
P:Problem 問題に気付かせる
S:Solution 解決策と根拠を示す
R:Relieve 安心させる
A:Action 行動を呼びかける

という話の流れが、ユーザーにピンと来てもらい納得してもらう構成であると考えています。

ファーストアクションを何にするかの検討

カウンセラーに「カウンセリング」をお願いすることに慣れている企業様は多くないことでしょう。事実、このカウンセラー様もそのようにお考えでした。

このように、想定ユーザーが「利用や発注に慣れていない」ケースでは、「より、気軽に行うことができる行動」にまず誘(いざな)うことをお勧めしています。まず行うことという意味でファーストアクション、ファーストステップと言ったりします。

本件では、「公開セミナーへの参加」というものがファーストアクションとして適しているという議論になったので、各ページから「公開セミナーへの参加」に誘う動線を設置することをご提案をさせていただきました。

会社概要の充実

BtoBのホームページでもっとも重要なページは「会社概要(会社案内)」のページです。「この企業(カウンセラー)に発注/委託してよいのかどうか?」ということを判断するために重要なわけです。

本件では、会社概要のページが「ありきたり」な内容に終始していましたので、問い合わせに至らしめるような内容、表現をご提案させていただきました。

カウンセラー様のGoogleビジネスプロフィール対応

カウンセラー様が社名等でGoogle検索されたとき、ホームページよりも目立って表示されるのが「ビジネスプロフィール」です。つまりホームページを見る前に、場合によってはビジネスプロフィールの内容、雰囲気で「一次判断」されてしまう可能性もあるのです。

そのことから、このカウンセラー様にもGoogleビジネスプロフィールの活用についてレクチャーさせていただきました。

現在ではこのカウンセラー様は書籍も出版され、ますます活躍なさっています。

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