観光地のパン店Web活用コンサルティング

小売業様のご相談事例

ある観光地のパン店様のWebマーケティングについてご支援させていただきました。

観光地にあり、旅行系のメディアに取り上げられることもあるということですが、実際にはその地域の住民のお客様が大多数とのことでした。

パンの本当の美味しさを知ってほしいという真っすぐな思いを持つ経営者様と奥様です。Instagramを行っているものの自己流でやっているので正しいかどうか客観的に知りたいということでした。またホームページは作成中で、Googleビジネスプロフィールは未着手という状況でした。

ご夫婦でご参加いただいた複数回のコンサルティングでは、以下のようなことをご提案させていただきました。

Instagram活用支援と、そのためのペルソナ策定

永友事務所では「無理なく長く効果を発揮するWeb活用」をお勧めしています。短期的に流行っているテクニックを追いかけ続けて息切れしたり「このツールや方法は自分には向かない」と思いながらの投稿は、効果を生まないどころかWeb活用についての嫌悪感さえ生じてしまうこともあります。

このパン店様ではInstagramに取り組んでいて、また経営者様や奥様としても「もっとも身近である」ツールだとお感じの様子でした。ですのでまずはInstagramを楽しく効果的に運用継続できるような方法をご提案させていただきました。

なぜこのパン店が選ばれるか(ペルソナの策定)

永友事務所が「そのお店が実際に運用しやすいWebツール」の話を基点にしてWeb活用をご提案していく理由は、そのツールをベースに「ターゲットユーザー」「ユーザーが求めている情報(お客様の気持ち)」などを前向きに考えていただきやすいからです。

逆に「使うのが難しい」「好きになれない」ツールを、流行りだからなどの理由で使っても、それを触ることで精いっぱいになり「ただやっているだけ」の状態になることが多いようです。ユーザーの気持ちなどを考える余裕もなくなり、成果が出ることもないでしょう。

パン店の場合も、ただ新作パンを投稿し続けるだけでは”響かない”ことになります。どんな人に買っていただきたいのか?役立てるのか?どんな人にどう響くのか?を考えていくことからスタートしました。

するとお話を聞けば聞くほど、非常に特徴あるパンであることが分かりました。そして「とある傾向」を持つお客様に「わざわざ探される」ような特徴だったため、「ネット向きのパン屋さんですね」と思わず申し上げました。
このペルソナの策定・確認を経て、このパン店様があまり想定していなかった「ネットショップ開設」の話まで進むことになります。

プロフィールの編集

Instagramのプロフィール(自己紹介)は、初見でこのパン店様のInstagramを見たユーザーに「どんなパン店か」を端的に示す重要な箇所です。ここでは、パンの特徴や立地、連絡先などを端的に示すことをご提案させていただきました。
当然、ここでも「ペルソナ」の意識が重要です。プロフィールでどのような記載をすれば”刺さる”のかを考えるためにも、ペルソナの策定が重要になります。

また現段階で「リンク」は5か所まで張ることができます。ホームページや他SNSのアドレスなどをリンクすることをご提案させていただきました。

ハッシュタグの検討

Instagramで検索されると、「ハッシュタグ」付きの投稿が結果に出てきます。つまりInstagramで探されることに対応するもっともベーシックな施策は「ハッシュタグを適切に多くつける」ことになります。
多くといっても最大30個なので、30個までで適切なハッシュタグを検討していきます。

このパン店様は非常に特徴があるので、その言葉をタグにしていくことをご提案させていただきました。ここでのポイントは「言葉と言葉を足した、細かい言葉でハッシュタグを考えること」にあります。

例えばInstagramで「#パン」で検索すると、本日時点で827万件の投稿があるようです。お客様はその827万件を全て見ることはないでしょう。
極論ですが、「#パン藤沢」というハッシュタグでは、本日時点で1件しか投稿がありません。このように、言葉が細かくなっていくほど競合が少なくなっていきます。
もちろん、やみくもに言葉を細かくすればよいわけではなく、ここでも肝心なのは「ユーザー(ペルソナ)が誰なのか」を想定し「ユーザー(ペルソナ)が使っている/想起できる言葉を使う」ことです。

ハイライトの設置

Instagramのストーリーをプロフィール画面上部に固定できる機能が「ハイライト」です。

ハイライトを使えば、初見でこのパン店様のInstagramを見たユーザーに「見ていただきたい」情報を伝えることができます。例えば「アクセス」「季節のパン」「通販」などです。

このパン店様ではストーリー及びハイライトについて未着手だったため、その意味をご説明し、やり方をレクチャーさせていただきました。

なおストーリーでは、お客様や関係者の投稿をシェアしてあげることも有意義な方法になります。

投稿内容の工夫

一般的に小売店様では「モノ」の投稿が多くなりがちです。商売ですから当然ではありますが、じつは「モノ」の投稿は印象が薄くあまり効果を発揮しないと、永友事務所では考えています。

ではどうするか、ということについて、投稿ネタを検討しバリエーションを増やすコツについてアドバイスさせていただきました。

ホームページの作成支援

このパン店様では、自作でホームページを作成中でした。その編集で分からない点があるということで、編集の仕方をレクチャーさせていただきました。

また「そもそもホームページに何を載せればよいかわからない」とのことでしたので、「ペルソナに知っていただきたいこと」を切り口にご一緒にコンテンツを検討しました。

このとき、多くの事業者様が「自店が言いたいこと」のみを考えがちになります。その発想は理解できますが、そこと「お客様が知りたいこと」がズレていることがほとんどです。

本件では、「お客様がとても知りたいと思っていること」なのに載せる予定が無かった情報について指摘させていただき、ページ下部に追記することをご提案させていただきました。
このような情報掲載は、お客様の不便を避けることとともに、クレーム防止にもつながっていきます。

Googleビジネスプロフィールの活用支援

このパン店様は当初、Googleビジネスプロフィール(マップ)の活用は念頭にありませんでした。しかし観光地ということも含め、またこの地に引っ越してくる新規住民のためにも、Googleビジネスプロフィール(マップ)の情報整備と活用が重要であることをご提案させていただきました。

写真の追加や投稿での新商品アピール、またクチコミの対応などについてレクチャーさせていただきました。

このパン店様はますますメディアにも取り上げられ、クチコミでも高評価が集まっていてご繁盛している様子です。

ホームページコンサルタント永友事務所ご支援のポイント
●「お客様目線」の表現術はWeb・SNSだけでなくチラシやDM、接客トークなどにも使えると好評です。
●制作会社ではない、完全中立の立場からご助言します。制作会社選定や見積比較などサポート可能です。
●ディスカッションを通じて経営者様に「自社のウリについて改めて気づかされた」と評されます。

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