印刷会社様(BtoB,BtoC)のWebマーケティング支援

印刷会社様ホームページコンサルティング

県内の老舗印刷会社様にWebマーケティングについてコンサルティングをさせていただきました。

この印刷会社様は法人様などへの印刷物提供はもちろん(BtoB)、個人向けのプリント商品も扱っています(BtoC)。

事業承継を見据えて、経営者様のご子息を交えて4回のコンサルティングをさせていただきました。

この印刷会社様が「Web」を活用し始めたのは早く、それゆえ、以前はWebからかなり多くの受注があったそうです。しかしその後、だんだんとWebを基点とした受注が減ってしまい、理由が分からないままで10年ほど経ってしまったのでテコ入れをしたいというご意向でした。

Web媒体の整理、担当者決め

この印刷会社様は経営者様がバイタリティがあり、色々なことにチャレンジする傾向にありました。もちろんそれ自体は素晴らしいことですが、それゆえに「色々なWeb媒体が”つまみぐい”状態」でした。

ホームページやブログ、Facebook、Instagram、X、Googleビジネスプロフィール、YouTubeなどを活用していましたが、「とりあえず始めただけ」という状態の媒体が多そうでした。

コンサルティングは、そのWeb媒体の整理から始めさせていただきました。どのWeb媒体をどういう意図で、誰がどう運営するのか?というのを、改めてディスカッションしました。

じつはここで大事なのが「誰がやるか」です。中小企業様のWeb活用を考えるときに「担当者決め」はとても重要です。

コンサルティング時に従業員様が同席することも多いですが、経営者様が”Web運用を誰かに押しつけ”るような流れになると、まず上手くいきません。 Web活用の経営上の意義と、その期待があるからこその担当。ということを伝えるのが大事になります。
コンサルタントとしては、そのことに留意しながら、その従業員様が「納得して」「仕事として(正しく評価されることを期待して)」引き受けてくれるようにディスカッションを進めるように気を付けています。

本件では、改めてWeb媒体の「担当」を洗い出したところ、案の定といいますか「誰が担当なのか明確ではない」状態でした。これが好ましくない状態であるということを共通認識として、改めて各媒体の活用について討議しました。

昨今では、「無料」で「効果的」な「ホームページ以外のツール」(SNSやマップ)が登場していて、それらを「合わせ技」で使っていくのが「効率良く効果が高い」方法になっています。
ホームページは「最後に見られる場所」です。従って、「ホームページを見てもらうために」人が多くいる場所(=SNS)で周知していくのが、最近のやり方になっています。

また本件では特に、BtoB事業であっても重要な「Googleビジネスプロフィール」については未着手であったため、その活用についてレクチャーさせていただきました。

アクセス解析(GA4、Googleサーチコンソール)の見かたのおさらい

この印刷会社様はGoogleアナリティクス(GA4)やGoogleサーチコンソールを導入なさっていましたが、それを分析することが日常業務に含まれておらず、つまりは分析が未着手の状態でした。経営者様から、このGA4やGoogleサーチコンソールの「見かた」をレクチャーしてほしいというお話があったので、主に従業員様にレクチャーさせていただきました。

「ホームページ来店客」を逃して損をしないための分析がアクセス解析です。当てずっぽうでWeb運営をしないためのホームページ/ブログ改善の貴重な「道しるべ」となります。
今回はアクセス解析で「何がわかるのか?」をご説明させていただき、アクセス解析で数値が悪い場合「何をどう改善するのか」をご説明させていただきました。

またこの印刷会社様のアクセス解析状況を踏まえて以下のようなご提案をさせていただきました。

・メインの受注サイトからテーマ別の各サイトにうまく連動している(誘導できている)が、テーマ別の各サイトで「印刷見本」「制作事例」が載っていないのでそこで離脱してしている様子
→「印刷見本」「制作事例」の情報を手厚く載せることでユーザーの閲覧満足度を向上させる

・素人にデータ入稿などは難しいと思うが、「相談しながら冊子を作れる」方向性は出していくのかを検討したほうが良い
→いわゆる「お客様目線」の観点から、ホームページのコンテンツが「印刷会社に印刷を頼みなれている方向け」になっていると感じられた。つまり「頼みなれていない素人」からの受注を目指すのか(であれば初心者向けの内容と書きかたにする)、目指さないのかを明確にしておいたほうがよい

・テーマ別のサイトのひとつについてはアクセスがほとんどなく機能していないので、テーマを変更(特化)してリニューアルしたほうがよい

・「アクセスを呼び込む」(アクセスアップ)施策がそもそも未着手なので、それを実践していくことが何より重要

新事業のアイデア出し

ホームページのコンサルティングにお邪魔すると、そしてそこに従業員様が同席するような場合、「ホームページ、Web」のことだけを話すのではなく、必然的に次第に「ビジネスの方向性のアイデア出し」のような時間になることも多いです。

この印刷会社様では、自社のWeb運営のことを検討しているときに「新しいメディアを使ったBtoB商品」のアイデアが出ました。そこで当方は、その「新しいメディアを使ったBtoB商品」のWebでの販売促進についてもアドバイスさせていただきました。

この印刷会社様は、新しいWeb担当者様を中心にSNSやGoogleビジネスプロフィール活用に取り組んでいらっしゃり、Googleビジネスプロフィールの「パフォーマンス」の各指標も好調に推移しています。

ホームページコンサルタント永友事務所ご支援のポイント
●コンサルティングだけでなく社員様向けの講習会講師としてもご用命が多いです。
●ツールの使い方のみならず「お客様目線の投稿文章の書きかた(SNSライティング)」もご提案できます。
●Jimdo(ジンドゥー)でのHP開設、運用、改善についてのコンサルティング、講師実績が豊富です。

Web発信について従業員教育をしたい印刷会社、デザイン会社様へ

「メディア」という類似領域にいるが、スタッフ様に「中小企業向けのWeb活用/お客様目線のWeb発信」について改めて学ばせたいとお考えではありませんか?
ホームページコンサルタント永友事務所では、「お客様目線の表現術」「Web活用の全体の最適化」について経営者様へのアドバイス、従業員教育実績が豊富です。
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