司法書士様ホームページ改善コンサルティング(ZOOM)

個人向けサービス業様(BtoC)のご相談事例

ある年の4月に、とある遠方の司法書士様からホームページコンサルティングのお声がけをいただきました。

初めまして。よろしくお願いいたします。
ホームページを拝見しお問い合わせをさせていただきます。司法書士の●●と申します。

弊所のホームページを使った集客があまり上手くいっていないのでホームページの改善やホームページを使った集客のアドバイスをいただきたくお問い合わせをさせていただきました。

そのようなお問い合わせでした。12月や1月、4月など「心機一転」を考える時期にホームページ改善のコンサルティングが多くなります。

この司法書士様には、概ね以下のようなことをご提案/ディスカッションさせていただきました。ZOOMでのコンサルティングでした。

ファーストアクションの確認とグローバルメニューの変更

この司法書士様は、特定の業務に特化して集客を行っていました。そのため対象となる顧客像は明確な状況でした。

ホームページのグローバルメニューは、その「顧客像」に響くように並べていくものです。しかしこの司法書士様はグローバルメニューの目立つ位置で「あまり有効ではない」コンテンツに動線を作っているご様子でした。

グローバルメニューの意味と重要性、またその「あまり有効ではない」コンテンツへの動線意図をディスカッションしました。結果、「特段の意図なく、なんとなくそこに置いている」メニューだということがわかり、「効果を発揮する」コンテンツへの動線に変更していただきました。

人気(ひとけ)、人柄の描写

この司法書士様は「ブログ」機能を使ってハウツー記事を数多く掲載していました。士業などサービス業様が「ハウツー、ノウハウ」をブログに書くことで専門性をPRでき、併せて「検索エンジン対策(SEO)」になり得るという考えから、ブログを書くサービス業様は多いです。永友事務所としてもそれはお勧めしています。

ただしそこからがポイントです。潜在顧客は「ハウツー、ノウハウ」を読んでそれが凄いからというだけで依頼するでしょうか。おそらくそうではないはずです。そのひとの人柄、考えかたなどを吟味したうえで、信頼できそうだ、共感できると考えた場合に「依頼」につながるのではないでしょうか。

その観点では、この司法書士様は「人気(ひとけ)、人柄の描写」が皆無でした。極論ですが「とても詳しいかもしれないけど、どんな人なのか分からない」ということになり、依頼にはつながりにくいと思います。そのことをご説明、ご提案させていただきました。

利用エピソードの描写

この司法書士様に限らず、サービス業様について一般人は「どんなふうに利用すればよいのか分からない」「誰がいつ利用すべきか分からない」と思うことが多いです。「良さそうなサービスなんだろうけど、私がこのタイミングで利用すべきかどうか分からない」という感じです。

このことを説明し納得いただくための重要な施策として、永友事務所としては「エピソードの描写」というものを強くご提案しています。

どんなかたがどんなタイミングでどのように相談し、サービス業様はそれに対してどんなふうに提案し解決したのか。顧客はどのように喜んだのか。という「利用事例(エピソード)」を描写することが、潜在顧客にとって「わかりやすい」ことにつながっていきます。

またこの「エピソード」を描くときには、そのサービス業様の「強み」も併記することが肝要です。例えば「小回りよく、迅速に対応できる」ことが強みであれば、顧客の利用事例について「小回りよく、迅速に対応できた」ことを描くことが重要です。

不安の解消(ホームページでの「接客」)

ホームページは「確認、納得」のメディアだと思います。潜在顧客にじっくりと吟味される媒体です。その特性を考えると、ホームページは「押し」だけでの情報発信では不十分です。

「確認、納得」するためにわざわざ”最終確認場所”であるホームページを閲覧しているのです。ウリや特徴、PRなど「押し」の情報ばかりでは、お客様はフラストレーションがたまって、場合によりそのまま去っていきます。

企業側にとっては「引き」の情報発信になりますが、お客様が「不安、疑問」に思うことに答えるコンテンツは必要不可欠です。お客様の気持ちを考え、それに寄り添った情報を伝えていくことを、永友事務所では「ホームページの接客(Web接客)」と呼んでいます。

この司法書士様は、「押し」(ウリや特徴、PR)の情報がたくさん並んでいました。素晴らしい内容ではありますが、お客様は「押される一方」になってしまいます。そこで不安と疑問に答えるコンテンツの整備と掲載についてご提案させていただきました。

不自然なリンク(遷移)の調整

ホームページはリンクを張ることで、次々に複数のページを”見せる”ことができる媒体です。とてもシンプルなことですが、意外なことに「リンクの張りかた」について深く検討されないことも多いようです。

この司法書士様の場合は、トップページ上部に置いた「主要サービスのページ」を表すバナーから、「問い合わせ」のページにリンクを張っていました。

アクセス解析を見ると、バナーから「問い合わせ」ページに遷移したユーザーのほとんどはトップページにすぐ戻っていました。考えてみれば当然のことです。「主要サービスのページ」を表すバナーからは「主要サービスのページ」にリンクしている(そこに移動できる)と考えるのが自然です。そうではなく問い合わせページに移動してしまったわけですから、すぐ戻りたくなってしまいます。

細かいことではありますが、こういったホームページの「ひずみ」のようなものを見つけてそれを改善提案していくのも、ホームページコンサルタントの役割かと思っています。

他、信頼感をアップさせる工夫やGoogleビジネスプロフィールの活用、ブログの書きかたのアドバイスなどをさせていただきました。この司法書士様はいまでも引き続き活躍なさっています。

ホームページコンサルタント永友事務所ご支援のポイント
●流行りのSEO手法ということではなく、「確実に」「長く」効果を発揮するSEOをご助言しています。
●SEOのみならず「お客様目線の投稿文章の書きかた(Webライティング)」も同時にご提案しています。
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