連合会ホームページのSEO:形式的な「お知らせ集」から「選ばれるホームページ」に変える発想

法人向けサービス業様(BtoB)のご相談事例

「連合会」様からの研修講師用命も多くなっています。
一般社団法人全国社会保険協会連合会様、健康保険組合連合会千葉連合会様、日本生活協同組合連合会様、全日本電設資材卸業協同組合連合会様や商工会議所・商工会連合会様などからホームページ改善やSNS、Web広報、「お客様目線の情報発信」というテーマでセミナーのご依頼をいただきました。主にはその構成団体(単会)様向けの内容です。

主催者である連合会の事務局様とお打ち合わせすると、「連合会自体のホームページはどうあるべきか」「連合会ホームページそのもののSEOというものはどんなものか」とご質問いただくこともあります。本稿ではそのことについてまとめてみます。

各種業界団体や商工団体の「連合会」様のホームページを拝見していると、非常に高い権威性(信頼性)を持ちながらも、検索結果での存在感を十分に発揮できていないケースがあるようです。

連合会という組織の特性を活かしつつ、ユーザーや検索エンジンに評価されるためには、どのような視点が必要なのでしょうか。私が常々お伝えしている「エピソード(一次情報)」の重要性を交えてお話していきます。

オーソドックスな連合会ホームページがどうしても持つ「弱み」

多くの連合会サイトが抱える課題は、「お知らせメインのコンテンツ」と「連合会本位のサイト構成」かと思います。

・行事案内や「お知らせ」が中心(必要なものだがユーザーに長く利用されるコンテンツにはならない)
・行政からの通達をそのままリンクしている(独自性がない)
・サイト構成が「組織図」のようになっており、ユーザー目線としては自分に合う情報を探しにくい
・専門用語が多く、一般の事業者(単会の構成員)やユーザーにとって難解

これらは、連合会ホームページとして「どうしても避けられない」部分だとは思います。

一方、検索エンジンやAI、またもちろんユーザーは「そのホームページにしかない独自の視点」を評価します。また、ユーザーの検索意図(悩み)にダイレクトに応える構造のほうが「利用されやすい、読まれやすい」のは間違いないでしょう。

「ターゲット別に入口を分ける」のはいかがでしょうか

例えば、企業年金連合会(PFA)様のホームページのように、入口を「受給者の方」「これから受給する方」「企業年金を実施している企業の皆様」などと属性ごとに分けることは、SEOとして非常に有効かと思います。

まずは「ターゲットユーザーがストレスなく、右往左往することなく必要な情報に到達できる」というユーザー体験の意味でも重要です。

またターゲットごとの「悩み(≒検索キーワード)」に対応したコンテンツを用意することで、検索エンジンは「このページ、コンテンツは特定の悩みを解決する専門ページだ」と正しく認識してくれることでしょう。

「連合会だからこそ書ける」一次情報という強み

SEOの肝は、情報の「独自性」です。連合会様には、個別の単会や一般企業にはない強みが2つあると思います。

1、集約された「現場の声(エピソード)」

単に「連合会では●●の支援事業を行っています」と書くのではなく、実際にその事業を活用した現場で「どのような悩みがあり、どう解決したか」という具体的なエピソードを記事化するのはいかがでしょうか。

このエピソード記事は、固定ページを増やすというより「ブログ」機能で書いていくことをお勧めします。逐次追加するのに「ブログ」という体裁はとてもマッチします。

公益財団法人神奈川産業振興センター様では、もともとホームページに「ブログ」はありませんでした。しかし上記の活用メリットを繰り返しご助言させていただき、いまはむしろブログを中心に情報発信が進められています。

2、業界横断的な「統計データ」

連合会様だけが持っている独自の調査結果や統計データは、SEO的にも非常に価値のある一次情報です。ユーザーに長く参照されるコンテンツになるでしょう。
そこに「このデータから見える今後の業界の課題」といった専門的な考察も添えることで、圧倒的な権威性が生まれます。

ツールを提供しユーザーの利便性を高める

ユーザーが自分の状況を把握できる「チェックリスト」や「シミュレーター」を用意し、ページ内での体験価値を高めることも有効です。

例えば公益社団法人全国産業資源循環連合会様では「実地確認チェックリスト」というものを作成し公開しています。「ダウンロード」などのユーザーアクションは、SEOとしても有意に働くと思います。

単会との「相互連携」がもたらすSEO効果

連合会様のホームページは、傘下の団体(単会)ホームページとの連携も重要です。
単なる一覧、リンク集ではなく、各支部や単会のユニークな取り組みを「事例」として紹介し、そこから詳細ページへ誘導するような構造を作ることで、連合会ホームページ全体の「専門性/独自性」と「情報網羅性」が高まることでしょう。

事例(エピソード)はオリジナルコンテンツの作成では極めて重要です。SEOにも有意で、かつユーザー目線としてもわかりやすく、また「自分ごと」として納得していただきやすいと期待されます。

生成AIは過去の情報の平均値は出せますが、現場で起きた『生のエピソード』は持っていません。連合会様が発信する『今、この業界で起きていること』は、生成AIには決して真似できない、ユーザーが最も欲しがる情報です。

(関連記事:ホームページコンサルタント永友事務所note)
なぜ、中小企業・小規模事業者の情報発信で「事例コンテンツ」(利用エピソードの描写)が重要なのか?

AIが一般論を瞬時に生成できるようになった今、ホームページに求められるのは「実際に動いている組織にしか書けないこと」です。
連合会の皆様が日々の業務で接している「現場のデータ」や「活動の裏側にあるエピソード」こそが、最高のSEOコンテンツになることでしょう。

Googleも重視するエクスペリエンス(Experience)、高い専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)を踏まえると、連合会様のホームページはそもそも『権威性(A)』と『信頼性(T)』を備えています。
ここに、現場の『経験(E)』に基づいたエピソードを加えることで、SEO的にますます有意になることでしょう。

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