若者を呼び込みたい化粧品店

化粧品店Webコンサルティング

西日本のある街の化粧品店様から、このようなご相談を頂きました。
SC(ショッピングセンター)に入っているのではなく、いわゆる街中の路面店の化粧品店様です。

当店は化粧品と生花を扱っていて、他にもエステサロンなどを経営しています。
駐車場が広く、遠方からもお客様が見えます。
化粧品については、あるブランドの販売に力を入れており、このブランドの販売額では西日本ではトップクラスです。

経営課題はいくつかありますが、特に悩んでいるのが、若者層の化粧品店離れです。
正確には、当社のお客様が高齢化し、若いかたの比率が下がっているのです。

当社が力を入れるこのブランドの化粧品は高品質で、20代から使っていただけるものです。
いやむしろ、20代のうちから使ったほうがよいと思います。

それなのになかなか若いかたがお店に来てくれません(皆無ではありません)。
若いかたはネットをよく使っているので、ネットでなんとか若いかたを呼び込みたいと思いますが、どのようにすればよいか分かりません。ご教示ください。

なお、ホームページは私(=社長)自身がホームページビルダーで更新しています。

皆さんなら、この社長様にどのようなアドバイスをしますか?

このような場合、多くの社長様はホームページで「若いかたもどうぞお気軽にご来店ください」と書かれます。

若いかたに来店していただきたいから、「若いかたもどうぞお気軽にご来店ください」と書く。
いっけん正しいようですが、「若いかたもどうぞお気軽にご来店ください」と書いてあるから来店しようと思う若者はいません。

ではどうするか?

若いかたが来店するに資するお店であることを描写する

ことが正しいと思います。

Webマーケティングは「北風と太陽」そのものです。

「お若いかた、ぜひご来店ください!!」と声高に叫べば叫ぶほど(=北風)、若者は敬遠します。

「こんな感じで、けっこう若いかたも来られるんですけどね」

くらいの仄(ほの)めかし(=太陽)だからこそ、「あ、行ってみようかな」につながるのですね。

ツールとしては、ブログやツイッターなどはぜひやりたいところですね。
ツイッターは、そこからダイレクトにお客様を呼び込めるかどうかではなく、ツイッターを運営できるお店である(=若いかたが来店するに資するお店である)ことのPRが重要です。

ツイッターをやっている化粧品店、ツイッターをやっていない化粧品店。
どちらが若者が行きやすいか(=行くに値するか)、答えは明白です。

同時にブログで、若いかたがお店でどのように過ごしているかのエピソードを描写することが重要です。

若いかたがどのようにお店で過ごすかが分かる化粧品店、若いかたがどのようにお店で過ごすかが分からない化粧品店。
どちらが若者が行きやすいか(=行くに値するか)、答えは明白です。

そもそも化粧をしないかたを化粧品店に呼びこむのは結構難しいと思いますが、もともと「美」に関心のあるかたは、年齢問わずお店に呼びこむことができると思います。

そのためにも、

  • 若者である自分がこのお店に行くとどんな得があるのか?
  • このお店にはどんな若者が来てどんな解決を図ろうとしているのか?

ということをエピソード(個人情報が分からない程度の具体的な会話等の様子)として伝えるとよいですね。

また「この化粧品は20代のうちから使ったほうがよい」と思っていらっしゃるわけですから、その合理的な理由をホームページで書いた方が良いでしょう。

情報を強く押し付けることがPRなのではなく、結果的に来店してもらう(行動を起こしてもらう)のが目的なのですから、静かな仄(ほの)めかしで上手くお客様を呼び込みたいですね。

ホームページコンサルタント永友事務所ご支援のポイント
●サービス業Web活用では「利用エピソードの描写」が最重要です。その意味とやりかたをご助言します。
●「お客様目線」の表現術はWeb・SNSだけでなくチラシやDM、接客トークなどにも使えると好評です。
●ディスカッションを通じて経営者様に「自社のウリについて改めて気づかされた」と評されます。

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