整体院様の自作ホームページリニューアルを伴走

個人向けサービス業様(BtoC)のご相談事例

都内の整体院様から、ホームページリニューアルにあたり伴走してほしいというご依頼がありました。

●●区で整体院を営んでおります。
ホームページのリニューアルを考えていまして、一度、永友様にコンサルティングをお願いしたいと思い連絡いたしました。
対面が良いのか、通信型がいいのか、アドバイスを頂けたらと思います。

超アナログ人間だったのですが、開業にあたってそうも言っていられないので必死で勉強して取り組んでいます。しかし情報は多く、考え方も多種多様。自分は優先順位をつけることが苦手であれこれいじっては中途半端になっています。

先生の著作や動画を拝見させていただきました。表面や小手先ではなく、基礎からの改善案いただけるのではないかと考えて依頼しようと思いました。

このようなお問い合わせからご縁が始まりました。

都内ですので対面コンサルティングでも良かったのですが、コンサルティングを受けながら同時進行でページを直していきたいというご意向につき、メール相談し放題の「通信コンサルティング」をご提案させていただきました。

通信コンサルティングは、1か月間メール相談のし放題ということになっており、現実的にWeb改善のことを前向きに進めていきたい(コンサルティングを受けながら同時進行的に着手/実践していきたい)という経営者様に好評をいただいています。

私は「ネット(デジタル)の本質はアナログ」というのが信条です。ホームページなどから、この整体師様のお人柄が滲み出ているような気がしました。とても「清々しい」といいますか、整体師様の想い、世界観が表れているような気が致しました。

コンサルティング開始時のヒアリング

ホームページコンサルティングでは、可能な限り「アクセス解析」のデータを共有していただいています。もし「アクセス解析ツールがホームページに設置されていない」という場合には、設置方法をレクチャーさせていただき、ある程度データが溜まってからコンサルティング開始することをご提案しています。
それほど、アクセス解析のデータは、ホームページ状況を雄弁に語るものと思います。

この整体師様のアクセス解析データを拝見したうえで、いくつかの「最初のヒアリング」をさせていただきました。このヒアリング自体でも、経営者様には「気づきが多い」と仰っていただくことが多いです。

ホームページコンサルティングのヒアリングは、経営者様がご商売やWeb活用について「どうなりたいか」「どうやろうとしていたのか」をお尋ねするものです。アクセス解析データやホームページを拝見したうえで「ご質問」させていただきます。その回答を考えていただくプロセス自体で、経営者様はご自身の思考が再整理されるようで、この時点で「目からウロコだった」と感想をいただくこともあります。

本件では、ホームページリニューアルの目的や、ターゲットキーワードについて、またどんなアクションを求めてリニューアルをしたいかをヒアリング、ディスカッションさせていただきました。ヒアリングだけで往復9通のメールをやり取りさせていただきました。メールし放題の「通信コンサルティング」では、1か月で100通を超えるメールをすることもあります。

Googleサーチコンソールを分析してのキーワード対策のご提案

この整体師様には大きく3つの大テーマについてご提案をさせていただきました。と同時に、その大テーマに含まれない、細かい部分のご提案も多数実施しました。

その一つが「狙い所の検索キーワードの発見とその対策」です。

Googleサーチコンソールは、「どんなキーワードでどれほどのアクセス(クリック)があったか。またその時の掲載順位は」というものを知ることができる有益な無料ツールです。
本件では、整体師様が特段に注視していないキーワードにて「多くアクセス(クリック)されていて、掲載順位も低くはない」状況がありました。
そこで、そのキーワードを中心にブログを書くことをご提案させていただきました。その結果、このキーワードでの掲載順位は10位から、現時点では5位程度まで向上しました。

ねらい目のキーワードを見つけた場合、そのキーワードで他店がどの程度の情報発信をしているかを確認します。そこで”勝てそう”な場合は、しばらくはそのキーワードに注力して情報を豊かにしていくことをお勧めしています。

検索キーワードも、全てのキーワードで上位表示を目指していくというのは現実的ではありません。勝負すべきキーワード、あえて捨てるキーワードなどを選別して対応するコツもレクチャーさせていただきました。

Googleビジネスプロフィールの運用

この整体師様は都内で店舗を構えているため、もちろん「Googleビジネスプロフィール」活用を強くお勧めさせていただきました。

当初、この整体師様は「Googleマップを活用して店舗PRできることはほとんど知らず、放置気味でした」とのことでした。Googleマップに自店が載っているのはご存知でも、それを「使ってPRできる」ことは、まだまだ知られていません。

この整体師様には、概ね以下のようなアドバイスをさせていただきました。

・特別営業時間の設定
この設定をしていないと、(休業である)祝日等にも「営業中」と表示されるため、営業だと思って来店したお客様にご迷惑が掛かります。
・「商品」欄の見直し
この整体師様に限りませんが、「商品」欄に商品以外の「サービス」などを入れてしまう事業所様は多いです。これはガイドライン違反となり、最悪、「停止」というペナルティを受けてしまいます。停止になると数か月間マップで自店が出てこないということにもなりかねませんので注意が必要です。
・「投稿」(最新情報の追加)
詳細ボタンなどを使ってホームページ、ブログに誘導できます。
・クチコミを増やす施策と返信
クチコミが多いことは様々な意味でプラスを生みます。既存客様にクチコミを書いていただく取り組みと、クチコミへの返信のしかたについてレクチャーさせていただきました。
・ホームページ内でのマップの設置
ホームページからもGoogleビジネスプロフィールに動線をつけるために整備することをご提案しました。

キャッチコピーの策定

この整体師様に、複数の「キャッチコピー」をご提案させていただきました。通信コンサルティングなどで長くご縁をいただく事業所様には、コンサルティング期間中に「キャッチコピー」を作成して進呈することも少なくありません。
本件ではトップページに設置するキャッチコピーと、ホームページ内随所で使っていただけるキャッチコピーを考案しました。

このキャッチコピー作成では、メリデメ遠近法という思考法を使って「ユーザーに響く」言葉を考案していきます。

ややもすれば、キャッチコピーは誰でも、そしてAIでも「それっぽい」ものを作ることができます。それ自体は素晴らしいことですが、対象顧客に響き、対象顧客が共感し行動に移るのかは別問題です。
クライアント様に向き合い、対象顧客がピンとくるキャッチコピーを作成するように心掛けています。

わかりにくいサービスを、わかりやすくする工夫

この整体師様が行う「整体」は、いわゆる一般人が想像するような方法とは違うものでした。

その手法自体は真っ当な手法であり、もちろんこれまでの患者さんも喜んでいるご様子ではありますが、まったく新規にその手法を見聞きしたかたには「やや理解が難しい」という感じがしました。

このように「一般にはあまりまだ知られていないコンセプト」等を伝えるときに、一番、非合理な方法は「それそのもののスペックや機能自体を説明すること」です。例えばですが手法自体を詳述する…というのが、一番「伝わりにくい」方法かと思います。詳しく述べようとすればするほど伝わらないと思います。

逆に、一番伝わりやすい方法は「どんなかたが、どんなふうに通っているのか(通ったのか)。換言すれば、どんなかたがこの整体師様の施術で喜んだのか」という「エピソード」で示すことだと、私は考えています。この意味でも、この「エピソード」を「ブログで書く(描く)」というのが、今回非常に重要な施策になると考えました。
整体師様からは、
ブログを中心にと思ってのホームページリニューアルだったので良かったです。あれこれと色々迷っていたのですがスッキリしました。
というご感想をいただきました。
また「わかりやすいとはいえない」サービス内容について理解していただくためにも、ファーストアクション(初回接点)を明確にしてホームページからもそこに誘導するという考え方が大切であると思います。このファーストアクション(初回接点)を何にするか。ということもディスカッションさせていただき、またそのファーストアクション(初回接点)の内容を紹介するページを作成サポートさせていただきました。

不安と疑問の解消で来店を増やす

私は、「ホームページにある程度のアクセスがあるのに問い合わせにつながらないのは、不安と疑問が解消されていないからではないか?」と考えています。
コンテンツやレイアウトを再整備いただくと同時に、「不安と疑問を解消する」ことで問い合わせ、来店、申し込みにつなげたいという意図で様々なご提案をさせていただきました。
それは「信頼性をいかに担保するか」「利用しやすさをいかに伝えるか」「安心信頼して来店できることをいかに示すか」などです。
このことについて、整体師様とディスカッションを繰り返し、コンテンツに落とし込んでいきました。
全て大事な着眼点ですが、多くの事業者様がホームページ作りで見過ごしているのが「利用しやすさの描写、案内、説明」の観点です。
せっかくよいサービス、商品でも、そもそも「利用しにくい」のは、問い合わせや来店を遠ざけてしまいます。本件でもこれを解消するための情報を整理し、リニューアルするホームページに落とし込みました。

ターゲットの拡張

コンサルティング中に、主たる争点とは別に「販促アイデア」が浮かぶことも多々あります。それをディスカッションして販路拡大につなげることができれば、ホームページコンサルティングの意味も増大すると思っています。
この整体師様には、新たなターゲット(顧客像)のご提案をさせていただきました。そして前向きにご検討もいただき、次への第一歩となっています。
この場合、やみくもにターゲットを広げるのではなく、あくまでもこの整体師様の「強み」と「関心領域」に即して拡張することをご提案しました。無理なターゲット設定ではモチベーションも保てませんし、何よりご商売が楽しくなくなっては元も子もありません。

知名度アップの取り組み提案

この整体師様について、Googleビジネスプロフィールの「パフォーマンス」>「ビジネス プロフィールの表示につながった検索」のところや、Googleサーチコンソールで確認すると、屋号やご本名で検索されることが少ないご様子でした。
究極的には、競合他店と比較されて「選ばれていく」というより、「ご指名」されるほうが良いわけです。これはご商売をされているかたなら想像に難くないと思います。
その「ご指名」がまだ少ないご様子でしたので、ポスティングやSNS運用、SNS広告のやりかたをレクチャーさせていただきました。

ホームページコンサルティングのご感想

この整体師様からは、ホームページコンサルティングについて、このようなご感想をいただきました。

的確に導いていただけたので驚くほどスムーズに進みました。
1人だと経験がないので迷っている時間がとても長いので、経験がある永友様に助言がいただけるのはすごく助かります。

ホームページの業者から、これまでも色々な提案や意見をもらったことがあるのですが、いつも何かズレている、足りないような気がしていました。本で勉強しても、じゃあ自分の現状に必要なものは何か、というところは自分の状況を分析しなければわからなくて、やるべきことが絞りきれない。

永友様の提案は私の現状に即していると思うし、すごく納得できます。モヤモヤしていたものがなくなりました。迷いなく取り組めます。すっきりしました。やる気倍増です。

コンサルティングのメリットは、「時間が短縮できること」にあります。特に自作ホームページを頑張って運営している経営者様は、えてして「時間ばかりが過ぎていき考えが堂々巡りになって進まない」という状況になりがちだと思います。

その後押し、伴走、サポートをさせていただき、その事業所様の「価値」をスムーズに広めていくことが私の使命だと思っています。

この整体師様は、整体院の他にも「やりたい事業」がおありでした。今ではその別事業もホームページを立ち上げ、ご自身の夢に向かって前向きに進んでいらっしゃるご様子です。

ホームページコンサルタント永友事務所ご支援のポイント
●「わかりやすい」サービス説明のしかたについて、具体的にサポートをさせていただきます。
●HPのコンテンツについてお客様にわかりやすく理解いただく動線についてもアドバイスいたします。
●Googleビジネスプロフィール書籍の著者が直接ご指導させていただきます。

自社のWeb発信について見直したい店舗経営者様へ

貴社のホームページは、顧客に伝わる言葉、表現になっていますか?また、顧客に届きやすいツールを選択していますか?
ホームページコンサルタント永友事務所では、「お客様目線の表現術」「Web活用の全体の最適化」について店舗経営者様へのアドバイス実績が豊富です。
お仲間で集まっていただければ、講習会形式でのコンサルティングも可能です。「お客様目線のWeb発信について」とご連絡ください。

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