米穀店のブランディング

米穀店ネット活用

とある住宅街にある米穀店にお招きいただき、ブランディングについてディスカッションをさせていただきました。

この米穀店様は老舗であり、多種多様な商品を扱っていらっしゃいました。また実店舗でも飲食業を併設していらっしゃいます。

現社長のお悩みは、「多種多様」になってしまった取扱商品の「見せかた」をどうするか?という点でした。

その時点では、自社ホームページにその「多種多様な商品」を並べている状態で、乱暴に言えば「なんだか色々あるがよくわからない」という状況のようでした。

問題は、それら「多種多様な商品」は、「ペルソナ」(その商品を喜んで購入する顧客像)が異なっているということでした。
つまりAという商品を好むお客様と、Bという商品を好むお客様、Cという商品を好むお客様…が違うのに、それぞれが自社ホームページにて一体となっているため、「なんだか色々あるがよくわからない」という「ピンとこない」ホームページになってしまっていました。

「●●といえば▲▲」などと、顧客からすぐに想起されることがブランディングの目的のひとつです。ブランディングがうまくいっていれば、「●●」を買いたいときにその事業者様が「選ばれやすい」状態になります。

逆にいうと、「▲▲(事業者名、サービス名など)は、●●や××、■■や◎◎など多種多様な取り揃えが自慢です」と訴えると、顧客としては印象に残りにくいわけですね。こうすると、ピンとこない=印象に残らず、思い出すことも難しいという状態になります。

私はこの社長様に、その「ペルソナ」ごとに思い切ってホームページを切り分けることをご提案させていただきました。社長様はしっかりとそのご提案を受け止めてくださり、現在、複数の(複数テーマの)ホームページを運営されています。

※ペルソナも含め「対象者を絞って訴える」重要性については書籍でもご紹介しています。

Web活用の全体像について関連書籍:Web集客の超基本 あなたに最適なツールで、効率よく売上アップを叶える常識64(永友一朗著:技術評論社刊)

この米穀店様は、実店舗も、ロゴマークやスタッフユニフォームなども含め、ブランディングを意識してフルリニューアルされました。
また、以前からご提案をしていた「Facebook」の活用度合いを高めてくださり、今でも明るく楽しく情報発信を続けていらっしゃいます。

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