部品メーカー様ホームページを「お客様目線」で検証

『部品メーカー様のアクセスアップ「見直し」コンサルティング』(相談事例1468)で用命いただいたコンサルティングの継続で、とある街を訪問させていただきました。

今回は、この部品メーカー様のホームページを「お客様目線」で見たときにどうなのかという点を中心にご助言、コンサルティングさせていただくセッションです。

永友事務所を開所したころは、ご相談の多くは「どのようにアクセス数を伸ばすのか」というアクセスアップのコンサルティングと、「ホームページ制作会社との間に入ってセカンドオピニオンとして参画してほしい」というご用命でした。

ここ数年は、それらに加えて「お客様目線で考えたときに、いったい当社のホームページはどうなのか?」ということをお尋ねになる企業様が増えたように思います。

この部品メーカー様の場合は、以下のようなご助言をさせていただきました。

【商品ページごとに接客(Webでの不安解消)を完結させる】

「お客様目線の内容」とは、「初めてのかたへ」ページでも触れていますが「不安解消」ということにつきます。

自社では気づきづらいですが、お客様は問い合わせをする前は非常に不安でいっぱいなわけです。

  • 会社の実態、規模…
  • どんなスタッフが施工するのか…
  • 他の利用者の声は…
  • 問い合わせから契約、施工までの流れは…
  • 買い手が準備するものはあるのか…
  • アフターケアはどうするのか…

など、挙げればきりがないですが、お客様が不安に思うだろう部分を手厚く書くことが重要であるとお話ししました。そしてこの観点は、特定のページにその情報を置いておくというよりも、製品ページの全てにそれ(お客様目線のコンテンツ)を置くことをご提案させていただきました。

【情報の軸の整理】

ある部署のページについて、「情報の軸がないので、見づらい」というご指摘をさせていただきました。まさに「ホームページを誰向けに作るのか?」という議論を今一度為された方が良いと思いました。

この、「どんな人に向けたホームページか」は、ホームページを改善していくに際しとても重要なポイントです。万人受けするようなホームページは、じつは効果がないということは間違いなく言えることだと思います。

【「初めての方へ」というページを作成する】

「初めての方へ」ページの設置意図(ねらい)は「誰にとってどんな得があるサービスなのかを端的にPRできるチャンス」であり「他社との違いを分からせるチャンス」でもあります。
この部品メーカー様の場合は、「初めての方へ」というページが無かったので、その効果と意図、内容について協議しました。

【「主語を『あなた』にする」という点】

総じて「当社」が主語になっている文章がほとんどでした。ブランド観を伝えるという意味において、このような「ブランド側の目線での文章」になるのはやむを得ないですが、「わかりやすい」「問い合わせしたくなる」という商用ホームページの観点からは、あまり得策ではありません。

・~をお選びいただけます
・~をお楽しみいただけます
・~を得ることができます

など「あなた」を主語にした文章を増やしていくと、ユーザーの心証は変化するものと思います。

このように、自社だけでホームページを作成、運営している企業様から、「客観的な視点、お客様目線でホームページを評価してほしい」というご依頼が非常に増えています。

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