JimdoのSEO(検索エンジン対策)についてよくある誤解

Jimdo見本 Jimdoホームページコンサルティング
Jimdoホームページコンサルティング

Jimdo(ジンドゥー)でホームページを作って運営している中小企業様からWeb活用相談をいただくことが非常に多いです。
そんな中、Jimdo(ジンドゥー)のSEOについて誤解が非常に多いと感じていますので、そのことについてまとめてみます。

例えば先日、神奈川県内の、とある商社様からホームページコンサルティングの相談をいただきました。

弊社はJimdo(ジンドゥー)でホームページを作っています。競合他社が多い激戦の業界です。頑張ってホームページを作ったつもりですが、弊社が希望するキーワードでなかなか上位に表示されません。これは、Jimdo(ジンドゥー)という無料ホームページサービスのSEOの限界でしょうか?

という趣旨のご相談でした。

  • Jimdo(ジンドゥー)は無料ホームページサービスなのでSEO(検索エンジン対策)に弱い
  • Jimdo無償版(JimdoFree)はJimdoPro/JimdoBusinessなどJimdo有償版に比べてSEO設定箇所が少ないのでSEO(検索エンジン対策)に弱い

これはJimdo(ジンドゥー)のSEOについてよく言われることですが、どちらも根拠のない誤解です。

私は『Jimdoで作ったホームページの事例(見本)』というホームページをJimdo無償版(JimdoFree)を用いて作成、運営していますが、「Jimdo 見本」「Jimdo 事例」「Jimdo ホームページ」などのキーワードで1位もしくは上位表示され、それらのキーワードでお陰様で日々多くのアクセスがあります。
また、私のクライアント様も、無償版であれ有償版であれ、Jimdo(ジンドゥー)でホームページを作られるかたは多いですが、きちんと上位表示され、早速注文が入った、問い合わせが増えたという喜びの声が多いです。
畳店、公認会計士、研修講師、接骨院、建設業、小売店、クリーニング店、トレーニングジム、ピアノ教室、パソコン教室、生花店、保険代理店、製造業様等です。

【ポイント1】利用するツール(Web媒体)によってSEO(検索エンジン対策)の結果に差がつくことはほとんどありません

  • Jimdo(ジンドゥー)と、Wordpress(ワードプレス)はどちらがSEO(検索エンジン対策)に強いでしょうか?
  • WordPressと、ホームページビルダーで自作したHPはどちらがSEO(検索エンジン対策)に強いでしょうか?
  • Jimdo無償版(JimdoFree)よりもJimdoPro/JimdoBusinessのほうが、やっぱりSEO(検索エンジン対策)に強いでしょうか?
  • Jimdo(ジンドゥー)とWIXではどちらがSEO(検索エンジン対策)に強いでしょうか?

これらは、セミナーやコンサルティング時に、いままで何十回と聞いてきたSEOに関するご質問です。

「いずれもSEOの基本を押さえれば大きく変わりませんので、ご自身の都合で選んでまったく問題ないですよ」

というような趣旨でお答えするのですが、安心するかたが9割、「それでも何か具体的に『●●が一番SEOに強いです』と言ってほしかった」みたいな表情をされるかたが1割です(でも嘘はつきたくないですからね…)。

Jimdo無償版(JimdoFree)でもJimdoProでもJimdoBusinessでもWIXでもワードプレスでもホームページビルダーでも、ホームページ制作者が確実に実感できるような(ツール毎による)SEO効果の差、検索順位の差はつきません。

なぜなら上記のような一般的なWebサイト構築ツールであれば「わざわざSEOに不利になるような」作りにはなっていないことと、またホームページ単体(ツールそのものの種類や設定)だけでSEOがなんとかなる時代ではないからです。

【ポイント2】そもそものSEO(検索エンジン対策)の勘所を押さえていますか?

Jimdo無償版(JimdoFree)でもJimdoProでもJimdoBusinessでもWIXでもワードプレスでもホームページビルダーでも、意中のキーワード(ターゲットキーワード)で上位表示させたければ、SEO施策としてやるべきことは変わりません。

  • お客様のニーズ(検索動機、検索意図)に沿った内容を書いていますか?
    ※検索したユーザーの意図を想像し、その答えや提案になるようなページ内容にするのがSEOでも非常に重要な要素です。この「ページ内容」は、ツールごとに変わるわけではありません。ユーザーが知りたいと思う内容を必要十分に記載しましょう。永友事務所のコンサルティングでも「誰にとって」「どんな内容を」「どんな表現で提示するか」のディスカッションとご提案を最重要視しています。ここがブレると、上位表示が難しいだけでなく、「問い合わせ」を促す結果に結びつきません。
  • ページタイトルにターゲットキーワード(検索上位を目指す言葉)を入れましたか?
    ※Jimdoの場合は「パフォーマンス」>「基本設定」>「SEO」という箇所でページタイトルを調整できます。ページタイトルには具体的なキーワードを入れましょう。

    JimdoのSEO

    この「キーワード」は、お客様との会話やアクセス解析データで得られる実際の検索キーワード(クエリ)、また各種ツールなどを使って、自社の強みや競合との違いなどを踏まえて決めていきましょう。

  • hタグにターゲットキーワードを入れましたか?
    ※Jimdoの場合は「見出し」というコンテンツがhタグになります。例えばですが「サービスの特徴」という見出しではなく、「ホームページコンサルティングの3つの特徴」というほうが、より具体的なキーワードが入っていますね。

    JimdoのSEO

  • 「パンくずリスト」を設置しましたか?
    ※Jimdoではパンくずリストというコンテンツが無いため手作業で設置します。いまどの階層にいるかを示すパーツです。パンくずリストを設置することで内部リンク構造をより強化することにつながり、またパンくずリストの文字列自体にもキーワードを入れることができます。

    JimdoのSEO

  • 本文中の一般語をターゲットキーワードに置き換える、もしくは入れられそうな箇所にターゲットキーワードを追加しましたか?
    ※例えば「当社では」ではなく「藤沢市のWebコンサルタント、ホームページコンサルタント永友事務所では」とするなどです。
  • 一般的な文章ではなく、貴社にしか書けない、オリジナルの(専門性ある)文章を書いていますか?また経営者様やスタッフ様などについて、著者情報を明記していますか?
    ※専門性が高い内容のほうがSEO的にも有効であり、また「問い合わせ」などの成果にもつながりやすいものです。この「専門性が高い」ことを示すひとつが、著者情報(プロフィール)です。
    またプロフィールの記載だけでなく、施工事例(施術事例、相談事例、対応事例)などの「実績」を具体的に記載することもお勧めしています。
  • 本文中のターゲットキーワードに強調タグ(strongタグ)を付けましたか?
    ※Jimdoの場合は文字を「太字」にするとstrongタグが付きます
  • 本文中に「関連キーワード」(複合語)も入れましたか?
  • 本文中に「類義語」(言い換え語)も入れましたか?
    ※例えば「ダイエット」だけではなく「痩身」という言葉も入れる、などです
  • 画像にalt(代替語)の指定をしましたか?
    ※「画像」コンテンツに「キャプションと代替テキスト」という項目があります。代替テキストのところに具体的なキーワードを入れましょう
  • 出来上がり、ネットに公開したページに対して他ページからリンクを張りましたか?
    ※古典的ですが「被リンク」(リンクをもらうこと)は今でも非常に大事です。他人のホームページだけでなく自社運営のWebサイト(ブログなど)からもリンクを張りましょう
  • ページをできるだけ更新するようにしていますか?
  • Jimdo(ジンドゥー)という「ホームページ」というツールだけに固執せず、SNSやGoogleビジネスプロフィール(マップ)などのツールも活用していますか?(SEOはホームページ単体で何とかなる時代は終焉しています。様々なツールを複合的に使うことが結果的にSEOに貢献していき、また問い合わせ等の引き合いにつながっていきます)
  • 指名検索(屋号や商品名、ブランド名の固有名詞での検索)を増やすために、チラシや看板などのアナログ媒体を活用したり、交流会に参加したり地域内の事業者同士のコミュニティに参加していますか?

【ポイント3】SEOで上位表示を目指すキーワードをしっかり決め、あるいは臨機応変に変更していますか?

上記【ポイント2】の施策を着実に実践しても意中のキーワード(ターゲットキーワード)でSEO上位表示できなければ、狙うキーワードが大きすぎるんだと思います。

「美容整形」「レーシック」「リフォーム」など(これらに限りませんが)、競合が激しい(キーワードの競争相手が多い)キーワードでSEO上位表示を達成するのは、もちろん簡単ではありません。

その場合は、より細かいキーワード(スモールキーワード)でSEO上位表示を目指したほうがよいと進言することが多いです。
※SEOにおけるスモールキーワードの重要性については、永友事務所公式ブログのほうで解説しています
https://web-adviser.seesaa.net/article/440029860.html

いずれにせよ、SEO施策や、スモールキーワードの考え方は、Jimdo無償版(JimdoFree)かJimdoProかJimdoBusinessかWIXかワードプレスかホームページビルダーか、ということとは関係がありません(ある特定ツールでしか実現しないというものではありません)
だからこそ、「いずれもSEOの基本を押さえれば大きく変わりませんので、ご自身の都合、ご希望で選んでまったく問題ないですよ」というお答えになるのです。

様々な情報に惑わされず、SEOやWeb集客はいつでも基本に戻ってコツコツやるのが一番合理的だと思います。今回は「JimdoのSEO(検索エンジン対策)についてよくある誤解」というコラムでした。

参考まで、永友事務所でコンサルティングさせていただいた、Jimdoでホームページを作られた企業/お店様のコンサルティング事例を記します。

指圧師様のJimdoホームページアドバイス
畳店様ホームページコンサルティング
「ホームページからの集客が全然ない」という心理カウンセラー様のHP改善で予約が埋まるようになった事例
残土受入業様のホームページ作成サポート
ホームページのリニューアルが最優先事項かどうかの判断

Jimdo(ジンドゥー)で効果的なホームページを作成・運営したい経営者様へ

自社ホームページを自社内で作ってみたい。でも、その記載のコツやSNS等他ツールとの連携について分からず、お悩みではありませんか?
ホームページコンサルタント永友事務所では、全国でJimdo(ジンドゥー)作成セミナー講師も用命いただいており、Jimdo作成時の注意点やコツ、SEO、また引き合いにつながるコンテンツ(ホームページ内容)、Googleマイビジネス(マップ)活用やSNS活用について精通しています。
お仲間で集まっていただければ、講習会形式でのJimdo(ジンドゥー)コンサルティングも可能です。「Jimdo(ジンドゥー)作成講習について」とご連絡ください。

お客様目線の「営業力ある」ホームページ、SNSに改善。

ホームページコンサルタント永友事務所は2009年より1,700案件以上のホームページ改善相談対応の実績があります。無理をするのではなく「効率よい」「無駄のない」「できる限りお金をかけない」Web・SNS活用法をご提案できます。
Web運営の問題点は、自分ではなかなか気づきません。自社の固定観念を脱却し、お客様目線でのホームページ改善をお手伝いしています。
「今までこんなことは誰も教えてくれなかった」と経営者様にご評価いただきます。
「はじめての方にもわかりやすい。だから、実行できる」。ホームページを基本から見直し、しっかり根を張る、ブレないホームページに、ご一緒に育てていきましょう。
≫わかりづらいHPではお客様は動かない。見直すべき「3つの改善点」とは?

関連するページ

Jimdo(ジンドゥー)のSEO、掲載内容、SNS活用やGoogleマイビジネス(マップ)活用等についてのわかりやすいホームページコンサルティング(通信型)を実施しています

 

ホームページ改善相談

PAGE TOP