とある地方の建設会社様からのご用命で、現在進行形(顧問契約)にてホームページ改善、SNS活用のご支援と、Web制作会社との交渉や打ち合わせについてのアドバイスを実施しています。
もともとのお問い合わせは、以下のようなものでした。
初めまして。ホームページを拝見して、問合せさせていただきます。
とある営業コンサルタントより、コーポレートサイトのリニューアルの提案を受けました。しかしこれまでその営業コンサルタントに従ってホームページを複数作成しましたが、そもそも自社の強みが伝わっていないということを、別のコンサルタントから指摘を受けました。
様々な方から色々と言われているので、判断基準ややるべきことの優先順位がわからなくなっていますので、ご相談させていただこうかと思いました。
このように、「自社では判断が付かない」「優先順位がわからない」「第三者的な視点でアドバイスが欲しい」ということで永友事務所にご相談いただくケースは非常に多いです。
この建設会社様へのアドバイスやサポート領域は多岐にわたりますが、そのテーマを一言でいえば「情報発信を”お客様目線”に変えていくための支援と社員研修」「経営者様のお悩み相談」ということになると思います。
経営者様は日々多忙です。その中で、特にWeb活用やWeb発信、Webでの顧客コミュニケーションの観点で「見えなくなっているもの」があることはやむを得ないことかと思います。
そのコミュニケーションのズレや漏れ、無駄やリスクについて気づいた点をアドバイスさせていただいています。特に注意しなければならないのは「リスク」です。知らないうちに期待する方向とは真逆の情報発信になっていることもあり、そのことで企業ブランドを損ねることもあります。
この「リスク回避のためのチェック、日々のサポート」は、表立って目立つことはないものの人気のサービスとなっています。
建設会社様のホームページ制作会社選定アドバイスと見積比較、打ち合わせサポート
この建設会社様はもともと運用していたホームページがありましたが、様々な理由でホームページリニューアルを検討なさっていました。
ホームページ制作会社選定から見積の比較検討、また打ち合わせ時に注意すべき点のアドバイスや、制作会社から提案された点の妥当性チェックをさせていただきました。
よい悪いではなく、Web制作会社も「商売」で事業運営している以上、「ご提案」と称する各種のアップセル、クロスセル(売り上げの追加)を目論見ます。それ自体は当然のことです。
一方、Web制作会社から提示された「ご提案」が、自社にとって「妥当」なのか「過剰な」提案なのか。「現時点では不要だが将来的には必要」なのか。などの判断は、Web業界にいない限り正しく判断するのは極めて難しいと思います。
実際にこの建設会社様も、制作会社から「過剰な提案」を受けていました。そのことを指摘させていただき、必要な仕様は維持しながら見積総額を減額することが出来ました。
建設会社様のGoogleビジネスプロフィール活用支援
もともと、この建設会社様は当方の著書『Googleマイビジネス 集客の王道~Googleマップから「来店」を生み出す最強ツール(技術評論社)』をお読みいただいたことがきっかけで永友事務所に関心をお寄せいただきました。
注文住宅やリフォーム、リノベーションなどを行うこの建設会社様も、同業他社同様に「Googleマップ」での集客に関心を持っていらっしゃいました。
じつはGoogleビジネスプロフィールそのものはとてもシンプルなツールですが、その背景にある「お客様目線の情報発信」という部分はかなり深いです。
このことについて、メインカテゴリの選定や写真追加、定期的な投稿、クチコミ対応、またホームページ運営やSNS活用との関連性などを実践的にアドバイスさせていただきました。
なおこの事業所様に限らず、Googleマップのクチコミ欄ではネガティブなクチコミや★1などの低評価が入ってしまうことは、ある意味で避けられません。
悪意のある同業者からの低評価や、その同業者が依頼した「クチコミ業者」からのクチコミは避けられないからです。また本当の一般的なお客様でも、虫の居どころが悪いと低評価が書かれてしまうこともあります。
低評価クチコミが書かれたままにしておくと、今後そのクチコミを見る一般ユーザーは、そのクチコミ内容を真に受ける可能性もあります。基本的には「返信しない」ことはリスクが大きいものと思います。
クチコミの返信、特に「低評価に対する返信」は、一般ユーザーの印象を大きく左右するため、コツと工夫が必要になります。このことを実践的にアドバイスできるのも永友事務所の特徴です。
なお同月前年比でみると、「合計検索数」は1.4倍、「合計反応数」は1.3倍、「ウェブサイトへのアクセス数」は1.3倍、「ルートの照会数」は1.6倍に伸長しました。またガイドラインに沿いつつクチコミ投稿を既存客様に積極的に依頼した結果、高評価を維持しながらクチコミの数も商圏内の同業者に比べて3、4倍程度になりました。
建設会社様のアクセスアップ助言サポート
建設会社様のWeb活用は、まさに「総合勝負」です。特定のWebツール「だけ」でうまくいくケースはほとんどないでしょう。
信頼性を高めるホームページ作りに始まり、Googleビジネスプロフィール活用(ローカル検索対応)、ブログでのアクセスアップ、YouTube活用、Instagram活用、Twitter活用やLINE公式アカウント活用、メルマガ活用なども必要でしょう。
またそれに伴い、ホームページ制作会社選定や見積比較、キャッチコピー作り、またWeb広告も実施することになるでしょう。そしてもちろんその全体に必要なのは「お客様目線の情報発信」です。
まさにこの建設会社様も、それら様々なWebツールを実践されていて、また実践されようとしていましたが、「その、自社で行おうとしているWeb施策が妥当なのかどうか」という判断が自社内では難しく、永友事務所にサポートを依頼いただいたという経緯になります。
さてアクセス解析をしている建設会社様は、自社ホームページのアクセスのほとんどを、広告からのアクセスを除けば「検索エンジンからのアクセス」が占めていることをご理解いただいていると思います。
GoogleビジネスプロフィールもSNSもそれぞれの役割があって欠かせない施策になりますが、純粋に「自社ホームページへのアクセス」を願う意味においては、検索エンジンからのアクセスアップに注力すべきです。
検索エンジンからのアクセスを期待する場合に最適なツールは「ブログ」です。自社ホームページをWordpressで作成している場合には、「投稿」機能がブログにあたります。
この建設会社様も従来より「ブログ」をコツコツと蓄積されていましたが、特定のキーワードを狙ったアクセスアップという観点からは改善の余地があると感じられたため、その助言サポートをさせていただきました。
ブログを、特にアクセスアップを意図して書き換えることを「ブログのリライト」といいます。本件ではブログのリライトについてじっくりとご提案をさせていただきました。ブログへの訪問(セッション)数は前年比38%増加になっています。
ブログのリライトを検討する場合ですが、やみくもに古い記事から順番に手直ししていくのは時間が無駄になります。Googleサーチコンソールで確認し、どのキーワード(クエリ)の対策を行っていくのかを吟味し着手するのが大切です。このサーチコンソールの見かたについては、経営者様をはじめ社員様にレクチャーさせていただきました。
建設会社様のYouTubeについてアドバイス
建設会社様も、他の業種同様に「動画」の必要性にさらされています。本件では、YouTube動画の内容が「お客様目線」になっているかという観点を軸にして、チャンネル情報の整備や過剰な編集作業削減のご提案などをさせていただきました。
建設会社様のInstagram活用助言
建設会社様の主要商品のひとつは「注文住宅」になります。ご支援開始時にはInstagramを「なんとなく」行っていたご様子ですが、自己紹介文の書きかたに始まり投稿時のハッシュタグの付け方、フォロワー増加についての考え方の整理とその実践サポート、Instagram広告のアドバイスをさせていただきました。
フォロワー数はご支援前に比べて10倍ほどになりましたが、じつはInstagramはフォロワーの数は中小企業様の経営効果とは無関係です。とにかくフォロワーを増やす。いいね!を増やす。保存数を増やすという施策は中小企業様のWeb活用としては非現実的だと永友事務所は考えています。フォロワー数の多さ少なさに関係なく「引き合いにつながるかどうか」だけを注視してアドバイスをさせていただいています。
また細かいことですが、投稿の画像をどこまで加工するか(文字入れ等するか)というのは悩ましい問題であると思います。加工すればするほど、その加工時間がかかり、他の業務を圧迫してしまいます。
永友事務所では「無理なWeb運営は続かない(=続かないWeb運営は成果をもたらさない)」というポリシーのもと、できる限り加工を排した投稿を推奨しています。
Googleアナリティクス(アクセス解析ツール)で確認すると、Instagram経由で自社ホームページにやってきたユーザーは、かなり熱心にホームページを閲覧している様子が分かりましたので、現在進行形で活発に投稿を続けていらっしゃいます。また特に「リール」動画の閲覧も好調ですので、リール投稿にも取り組んでいただいています。
建設会社様のTwitter活用とは?
建設会社様のように地域密着のご商売では、Twitterはとても有効です。Twitterは他のSNSに比べて情報が拡散しやすいからというより、地域の情報をTwitter内で探す人が多いからです。
Instagram同様、この建設会社様のTwitter経由で自社ホームページにやってきたユーザーは、かなり熱心にホームページを閲覧している様子も分かりました。
Twitterは他ユーザー(Twitterアカウント)との交流なども含めて、長くじっくりと取り組んだほうがよいツールかと思います。
建設会社様のキャッチコピー作り
この建設会社様では、これまでにもチラシ、DMなど紙媒体での宣伝も多く行ってきたとのことでした。そしてもちろんその際に「キャッチコピー的な文言」を掲載してきたと思います。
永友事務所では顧問契約などじっくりと取り組めるコンサルティングでは「キャッチコピー」作りにも着手することもあります。
キャッチコピーは「ひらめき」ではなく、「”強み”をお客様に響きやすいように、シンプルにまとめた言葉」です。この建設会社様とのディスカッションを通じて、とある「強み」を発見できましたので、それをもとにキャッチコピーを作り、今ではブログやホームページ、InstagramやTwitter、Googleビジネスプロフィールの投稿機能などでそれを繰り返し伝えているところです。
建設会社様の「お客様目線の情報発信」とは?
本件の建設会社様のご支援では、「お客様目線の情報発信」ということを軸にディスカッションとアドバイスをしています。
この建設会社様に限りませんが、「情報を伝える(陳列する)」ことのみに注力していて、「それがお客様に伝わっているか?」を精査していないことは多いようです。
永友事務所では、
・対象者の明確化
・メリット表現
・エピソード投稿
・APSORAの法則
・Web接客(不安と疑問の解消による引き合い増加)
などの独自の方法論で「お客様目線の情報発信」への変革、改善を促しています。
「お客様の目線にたった情報提示」というのはWeb活用の基本中の基本ですが、では何をどうすればお客様目線になるのか。お客様目線に改善できるのかということを具体的な方法論で提示しているコンサルタントは多くありません。
知らないままに「自社目線」でWeb運営を続け、効果が出ないままで時間ばかり過ぎていくという状況を無くす。「自社目線をお客様目線に具体的に改善する」のが、永友事務所のミッションです。
●ツールの使い方のみならず「お客様目線の投稿文章の書きかた(SNSライティング)」もご提案できます。
●ディスカッションを通じて経営者様に「自社のウリについて改めて気づかされた」と評されます。
Web活用を実践したい工務店経営者様へ
Webを活用したい…でも、どのWebツールを使ってどのように発信すべきかお困りではありませんか?
ホームページコンサルタント永友事務所では、「利用するSNS(Instagram、Facebook、Twitter、ピンタレスト、Googleマップ等)の選び方」「SNS発信のコツと注意点」「ホームページ改善」について工務店経営者様へのアドバイス実績が豊富です。
お仲間で集まっていただければ、講習会形式でのコンサルティングも可能です。「工務店のWeb・SNS活用、情報発信について」とご連絡ください。
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ホームページコンサルタント永友事務所代表(→永友一朗プロフィール)
【書籍】
・Web集客の超基本 あなたに最適なツールで、効率よく売上アップを叶える常識64(技術評論社)
・Googleビジネスプロフィール 集客の王道~Googleマップから「来店」を生み出す最強ツール(技術評論社)
他
【公職・登録】
神奈川県商工会連合会登録「エキスパート」
東京都商工会連合会登録「エキスパート」
山梨県商工会連合会登録「エキスパート」
栃木県商工会連合会登録「エキスパート」
(公財)神奈川産業振興センター登録経営アドバイザー
(公財)横浜企業経営支援財団登録横浜ビジネスエキスパート
(公財)千葉市産業振興財団登録専門家
(一社)日本皮革産業連合会企業支援ネットワーク登録Web活用アドバイザー
川崎商工会議所専門相談員
鎌倉商工会議所専門相談員
川崎市中小企業サポートセンター(公益財団法人川崎市産業振興財団)登録専門家
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